2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

易経書経講義 周書 金滕 その5

周公、猶云ふ、我が身、元孫の、死に代はらんことを、祈請すれども、未だ、三王在天の尊霊、我が願意を、受けたるや、否やを知り難し。故に今われ、それに就きて、三王の命、如何んと云ふことを、元亀に問ふて、以てこれを卜(うらな)はんとす。故に、卜、…

易経書経講義 周書 金滕 その4

周公、自ら告ぐ。予が仁、(仁は、人なり。この所にては、人がら、生い立ちと訓ず。)能く吾が祖、吾が考に承け順ひ、逆らはずして、また、材幹(器量なり)多く、芸能多し。故に、能く祖考の、使役に任じて、鬼神に服事すべし。然るに、乃(なんぢ)の元孫…

易経書経講義 周書 金滕 その3

周公、既に太公、召公の、卜せんとせしを、郤(しりぞ)け、すなはち、王の病気平愈を、先王に祷るを以て、己の職事と為し、(これ、国の一大事なれば、三卿、庶官に任ぜず、周公、自ら身に引き受けて、取り計らひたるなり。)三の壇(太王、王季、文王を祭…